;
あらゆる媒体をサーフする <strong>PART 1</strong>
beyond worker 007
 2014,01,23

あらゆる媒体をサーフする PART 1

メディアサーフコミュニケーションズという会社がある。
よく知られているところでは『青山国連大学前ファーマーズマーケット』を手がけていることだが、そのほかにも『246 COMMON』では企画運営に携わり、都市の空きスペースにフードコートを出現させた。多様な価値感をミックスさせたサロンのようなイベントを打ち、雑誌の編集もする。その一つひとつが今の時代性を反映したカルチャーを“半歩先”で表現している。そして、驚くのはそれらをわずか10人ほどのチームで行っているということ。しかも中心メンバーは30歳前後と若い。
会社設立時からのメンバーである堀江大祐さん自身、学生時代のちょっとしたきっかけが現在の働き方に繋がっているという。その出会いから、斬新な仕事が生み出される過程、これからの展望までを聞いた。

-メディアサーフって変わった会社ですよね。

はい、そう言われることも多いんですが、自分たちでも「こんな会社ですよ」ってなかなかシンプルに言えないんです。
-今やっていることを具体的に教えてもらえますか?

一番大きいのはずっと続いている『青山国連大学前ファーマーズマーケット』です。そこに田中佑資(=男子野菜部キャプテン)を筆頭に大きく力を注いでいます。ほかに、そこから派生する形でカフェ・カンパニーさんと一緒にやっている『246 COMMON』。また、ファーマーズマーケットから出している雑誌『NORAH(ノラ)』の制作は最近一番気合を入れていますし、細かいところでは、ぼくがずっと編集をやってきているので、その流れでクライアントワークとしてパンフレットなどの紙モノを作ったりとか、映像やwebを作ったりでしょうか。
あとは流石創造集団というぼくらの兄貴分的な会社が大きな開発系のプランニングをすることがあるので、それに付随するクリエィティブの部分に関わったりすることもあります。全体を通してメディアサーフと流石創造集団の両方の代表である黒﨑輝男さんを中心とした動きが多いです。
2_farmersmarket
ファーマーズマーケット

-イベントも多く手掛けていますよね。

そうですね。『世田谷パン祭り』も1年目から会場演出、ビジュアル面、ツール面などの制作全般で関わっています。ほかには『スウェーデンデー』という、スウェーデン大使館と商工会議所と一緒にやるイベントでは、オペレーション、クリエィティブまで担当させてもらっていますし、協賛集めにも関わります。
3_246common
【246 COMMON】

-仕事内容を大きく分けると『青山国連大学前ファーマーズマーケット』、『246 COMMON』や雑誌『NORAH』などのファーマーズマーケット系が半分で、ほかのクリエィティブを中心をしたクライアントワークやイベントの企画運営が半分というわけなんですね。こうした割合は以前から変わらずという感じですか?

あまり割合ということを考えたことがないのですが、これまでの中で大きな変化としては、やっぱり『青山国連大学前ファーマーズマーケット』の規模が拡大したことですね。最初はGYRE(ジャイル)という表参道のファッションビルでわずか4軒程度の農家さんだけで始まってから、今では週末2日間で2万人以上のお客さんを集めるまでになっています。基本的に現場での力が必要な仕事ですし。

-それは始めた当初から思っていた通りなのか、それとも想像以上に育っていったのか、どちらですか?

いや、ぼくらはファーマーズマーケットの事業がここまで大きくなるかどうかは、その時にはわからなかったです。ただ、時代に合っていることだとは思っていたので、その時代性と思想の部分でうまくリンクして広がっていったんだと思います。

-『青山国連大学前ファーマーズマーケット』は、田中佑資くんの強い思いがあって始まったというところなんでしょうか?

そもそもを遡ると、彼は以前メディアサーフ代表の黒崎さんも関わっている別の会社でインターンをしていたんです。そこを辞めて自分で何をしようかと色々考えているときに、たまたま原宿駅前でバッタリ会った黒﨑さんが「一旦ウチに来て色々手伝ってみたら?」ということで誘ってメディアサーフに加入したんです。
それから数ヶ月して、黒﨑さんのところに「GYREでなにかPR的なイベントを打ってくれないか」という仕事の依頼があって、“マーケットをやってみたらどうか”というアイデアから、元々そういうことをやりたいと言っていた佑資がそこにはまっていったんです。

IMG_2615 (1200x800) (690x460)
【堀江さんの仕事場 みどり荘】

>>『あらゆる媒体をサーフする PART 2』へ続く