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やっぱり気合いです <strong>PART 3</strong>
beyond worker 004
 2013,08,06

やっぱり気合いです PART 3

1人でやるとキャリアを積むのに10年はかかる、それを3年で3人でやるぜと。それを社訓にして会社を始めました。僕はその時3年ですぐ辞めるとは考えていませんでしたが、メンバーの結婚などもあって、結果的に最初の3人でというのは継続しなかった。僕の中では継続する前提で、というのがあったんですが。3人でやるというブランディングをして、カルチャー誌からファッション誌から建築雑誌まで作品を出せばメディアに載るという状態だったので、自分一人になって「インテンショナリーズはもうダメなんじゃないか」という風にも見られましたが、いま思えばそれが逆によかった。「お前らに何が分かるんだ」と。あらためて「誰もやっていないことをやらなければ」と考えて、結果的に家電プロジェクトに繋がっていく原動力になりましたね。

−−−今やりたい仕事、デザインしたいものはありますか?

都市計画や街づくりですね。都市計画というと何百万人都市というものをイメージする人が多いですが、そうじゃなくて透き通った家電と透き通った都市。ライフワークに近いのかもしれないですね。都市計画は大学時代の卒業制作のテーマでもあったんです。都市が形成されるところから、最終的にそこで自分が何をするのかという壮大なシナリオを描いたんですが「お前の言っていることが分からない」と、全く教授たちには理解されませんでしたね。その時は「あなた方に分かるわけがない、いつか分かる時が来るから」と言い切りましたが、実際に今やっている仕事も卒業制作で作ったビジョンを具現化しているようなものです。
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<ITL villa 2010>
−−−いま実際にどのようなプロジェクトが動いているのでしょうか?

インテンショナリーズとしてバリ島のビラなど比較的規模の大きなプロジェクトが仕事として増えてきていますが、都市計画のようなより大規模なプロジェクトを進めるにはプラットフォームとして少し弱いと考えていました。そこで、いま台湾で進めている「U-TOWN」という述床面積74万平米の複合商業施設のプロジェクトでは、新たにADDAという組織を立ち上げました。ADDA とは、「建築からデザインする意味を導きだす」という意味の言葉なのですが、インテンショナリーズとタイクーングラフィックス、ライティングデザインの内原智史さんとクリエイティブのジョイントベンチャーです。今後も色々な分野のプロフェッショナルにも参画して頂く予定です。

内原さんは平等院や金閣寺、羽田新ターミナルなどのライティングデザインを手がけ、タイクーングラフィックスは表参道ヒルズや東京スカイツリーのサイネージなどを手がけてらっしゃいます。自分の中でもう一度「インテンショナリーズ」というものを客観視した上で新たにADDAというより大きなプラットフォームを作って、ライティングとグラフィックという他ジャンルのプロフェッショナルが加わることで付加価値が上がり、クライアントに対する与信にもなる。分かりにくいブランディングかもしれませんが、そっちのほうが逆にインパクトがあるのか、実際に仕事をお願いしたいという引き合いも増えています。
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<ITL villa 2010>

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