;
自分に合ったやり方で、やる <strong>PART 1</strong>
beyond worker 003
 2013,04,01

自分に合ったやり方で、やる PART 1

−−−それまでに長野はリサーチをされましたか?

ほとんどしていません。長野にはクライマーやスノーボーダーの知り合いが住んでいて、つながりが、ちょっとはあった。震災が起きて移住しようと考えてから3回くらい長野に来て、不動産屋に飛び込んで物件を探して決めました。自宅はここから自転車で10分くらいの場所にあるんですよ。歩いても通えるくらいの距離で、普段は自転車で通勤しています。

−−−そうなんですね。長野に行くときのご家族の反応は?

あまり抵抗なかったです。「大変ですね」とか「家族の反対とか色々あったでしょ」とか、よく言われるんだけど、僕自身はもともと転校生だから幸か不幸かどこに暮らしても大丈夫みたいな感覚があったし、家族もすぐに馴染んでくれたようです。

−−−仕事のやり方は変わりましたか?

それほど大きく変わってはいないと思います。クリエイターや企業の方々との打合せなど、東京でなければできない仕事もあるけど、日にちを決めて、その日にあわせて他の打合せもこなしてから長野に戻ってきて、この場所で企画書や原稿を書いたりしています。ぼくたちは取材に出かける立場だから、会いたい人がいれば自分たちが会いに行けばいいわけで。

スペクテイターのデザイナーは恵比寿に事務所をかまえているんですけど、千駄ヶ谷に編集部があるときから彼らとは主にiChat(Appleのビデオ通話)でやり取りをしていて、そのスタイルが定着していたから、どこで活動するかはあまり関係ありませんでした。もちろん仕事をはじめるときは1、2回は会って話をするんですけど、それ以降は、ほとんどiChatかスカイプでコミュニケートしています。iChatじゃないと上手くコミュニケーションとれなくなっていたりして。だから長野に来ても違和感がなかったんですよ。iChatは使ってます?

−−−スカイプならありますが、iChatはないですね。

たとえば画像のイメージを人に伝えるときに、面と向かって言葉で伝えようとしても伝わりにくいことがありますよね。例えば「こういうのいいよね」っていう画像が自分のパソコンのフォルダの中にあってそれを見せたい場合、結局、相手に自分のパソコンの画面を見せることになるんだけど、iChatだと非常に効率が良い。
レイアウトはIn Design(レイアウトソフト)をつかっています。デザイナーとバージョンを揃えて、フォントも共有して、おなじ環境でデータが見られるようにして、iChatでデータを投げ合いながら作業を進めています。だからスペクテイターを作るうえではデザイナーの近くにいないといけない理由がなかったんです。

−−−まったく業務に支障がでることはないですか?

そうですね。ただ、打ち合わせなどで東京へ行くときに行き返りの交通の手配が必要になったということと、限られた時間にいろんな予定をこなそうとするので今まで以上にスケジュールを綿密に立てなきゃいけなくなったのはちょっと大変ですが。

−−−移動は新幹線ですか?

たまに新幹線を使うこともあるけど、バスか自分の車が多いです。交通費はバスで片道2500円くらい。新幹線だと7000円。車だとガソリン代も入れて6000円くらいかな。車で行くときは都内の時間貸しの駐車場にドロップして電車で移動しています。駐車料金は24時間で1400円とか、けっこう安いんですよ。
aono1

1 2 3 4